ステンドグラス紹介

ミュンヘンの教会-Munich riem church

中に入ると正面に広がる景色

ミュンヘンは第二次世界大戦での損傷が大きく、戦後オリンピックも開催された町なので新しいステンドグラスがたくさんあるかな?と思って行きました。

しかし、街中には戦禍を逃れた歴史的なステンドグラスがたくさんあり、町の人が守ったことが伝わってくるような民族意識の高いところでした。

なかなか見つからず、地下鉄の終点までふらーっと行ってみたら、ストイックな建築の教会を発見!

コンクリートの箱みたいな外見からステンドグラスがあるように見えませんでしたが、中へ入ると主役がガラスの教会でした。

これがガラスなのかアクリルなのか、、今思うとわからないのですけど。ここまでくると、もはやどちらでもいいと思います。

色の光で空間を演出して、静かに想ったり祈ったりする場を作っていました。

その時代の全力を残して歴史が出来上がるヨーロッパの街。小さいながらも20世紀、21世紀を表現している教会としてずっと残ると思います。

私が見てきた中で、一番カッコイイと思った教会の一つです。

照明も家具も燭台も全部直線的でした。
ラミネート加工は時々見つけます
今見ても、ガラスでこんなこと、ほんとに出来るのかな?もう一度確かめに行きたい。。。

私が新しいステンドグラスを探す理由の一つは、鉄筋コンクリートの建物と相性が良いガラス選びや設置方法を見たいというのがありました。

作家はステンドグラスを作ることはできますが、周りが見えないと設置に至りません。

いつか作れるようになって、、、その後どうすればいいの?が始めた頃から今も続く疑問の一つです。

作るのは楽しくて仕方ないけど、誰かが注文してくれないと続けられないので、、誰かの役に立つこと、使いやすいこと、もっと素敵な提案をしていきたいです。

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ガラス作家 寺坊 侑烏 が訪れた世界のステンドグラスを中心に、

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  • この記事を書いた人

寺坊 侑烏 Yuu Jibo

旅好きガラス作家。制作の傍ら、ガラスが使われている空間を歩いて探している。今までに20年以上、20か国以上、見つけたステンドグラスは数知れず。女一人、ほとんどボディランゲージで現地で愛される現代の窓を見つけるたびに感動と感謝の涙が止まらない。

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