プラハ城内にある王室の教会聖ヴィート大聖堂
全方位に大型のステンドグラスが並ぶ空間にアルフォンソ・ミュシャのステンドグラスがあります。
ミュシャはスラブ叙事詩など祖国や民族の歴史をテーマに晩年大作を残しました。
私がプラハに行ったときはスラブ叙事詩はまだブラノにありましたが、今はプラハのミュシャ美術館で見れるようです。
アールヌーボーの時代にステンドグラスはかなり変わりました。
ベルギーのオルタに始まり、ガレ・ドームも活躍したナンシー派、グラスゴーのマッキントッシュ、バルセロナのモデルスニスモ、アメリカのティファニーなど19世紀~20世紀の建築やステンドグラスを目指す旅が多かったと思います。
ところで、ミュシャのステンドグラスはとにかく人のお顔が美しいです。青や黄の印象が強い発色の良いガラスが使われていました。
チェコはボヘミアングラスの産地で、鉛の含有量が多い珪砂を使います。ステンドグラスの板ガラスをチェコで作っていたかはわかりませんが、ガラスの魅力を熟知している人たちが作る教会は、光が射し込んだ時に床や壁に移る色までも演出しているかのように感じました。
同じ緯度の他の国より色がしっかり使われていて、組み合わせが独特でした。
ウイーンからプラハへ、プラハからドレスデンへ山道が長い電車の旅は若いうちに行って良かったと思います。
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