ステンドグラスを意識したこともなかった私が習い事として隣のお教室に通いだすまでは
前回の「1. ステンドグラスと出会った」に書きました。
雷に打たれた、交通事故のように、ビビビというのは、恋に落ちる時の形容詞でしょうけど
それと同じ、何も知らず、何も考えずに飛び込みました。
初日から、先生の真似をしたら当たり前のようにガラスは曲線もスイスイ切れました。
自由に選べたガラスは、今思うと色のキレイな特別なガラスが多く、ルーターを使って寸法通りに合わせるのも、ハンダもまぁまぁキレイに仕上げて、
最初の課題だった3つのお花が並んだパネルが完成しました。
全部の作業工程を最初から上手くやってしまいましたが、当時の私はそれが上手いのか下手なのかも知らず
2作目を制作中に「プロになる気はないですか?もし、なりたいなら跡取りとして真剣に教えますけど。」と先生から打診されて驚いたのですが
もしかして、才能あるのかな?が半分、あとの半分は恥ずかしながら、、、先生は誰にでも言ってるんじゃないか?と思っていて
本当に職業にするなんて考えは全くなく。。。
とにかくステンドグラスを知りたい!分かりたい!上手くなりたい!しかありませんでした。
自慢しているわけではないけど、私は筋が良かったと思います。
この先生だけでなく、ターニングポイントになるところに様々な先生が表れて素敵な言葉をかけてくれたり、応援してくれたり、嫉妬をむき出しにしてくれたり、デザインを取られたり、才能があることをお知らせしてくれました。
しかし、筋がいいからといってプロになれるわけでも、なっても上手くいくわけでもないです。
作れるようになって表現することが出来るようになることと、プロになることは全然別の話だと思うし、
プロとしてプロに向いてると見抜いてくれた先生方に今は感謝しかありません。
そして、初心者の段階で期待をしてくれた最初の先生は、電気が走ったあの時から、、、
今も私の中で目指したい、憧れのステンドグラス作家です。
さて、、幾つもの要因とタイミングが重なって、徐々に大きな流れとなって私の人生は思いもよらない方向へ進んでいきます。
今日は、やってみたら上手くいったところまで。私の暗中模索と迷走はまだまだ続くのでした。(現在も続いています)
次回は注文制作が私を作ってくれたところを書きたいと思います。
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ガラス作家 寺坊 侑烏(じぼう ゆう)は「1000年残るステンドグラスを作ります」を信念に、
全国の公共施設、商業施設、住宅の空間に彩りを加えるアートガラスを受注制作しています。
ヨーロッパを中心にステンドグラス視察のために20か国以上訪れ、有名・無名問わず、これは!と思うステンドグラスの紹介とガラスや制作を通じて得られる学びや想いを綴っています。
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