匂いがする作品


ドリップコーヒーを入れるボックス

ふとコーヒーボックスを眺めながら思いました。

このデザインって私の匂いがする図案かも、と。

その人らしい匂いがするって、作家として生きていくのに必要な条件の1つだと思います。

その作品を初めて見たとしても、あの人のだなーって分かる感じ。

でも香水と同じで匂いがキツすぎるのは苦手だったり、場所や時代に合ってなかったりすると違うように見える事もありますね。

写真も歌も人が創るものは概ねそういう傾向かと。。

でも、その中に時代を超えて、いつ見ても新鮮で心に染み込むキレイな作品っていうのがあって、自分らしいを超えて人類の宝みたいになっていくこともあります。

自分らしいってわざと出さなくても自然に出ちゃうので、私は肯定も否定もないのだけど。

普遍的を求めてなのか、出来るだけ匂いを消したい人もいて、、匂いを消してもAIが作った物とは違うアナログの優しさなんか残ると最高だと思いますが。

匂いの強さの好みは創る方も使う方も購入する人もそれぞれです。

私は扱う素材がガラスなので、存在感、重量感、強い発色が元々難しいです。ガラスは透明感は元から備わっていて、清潔感や清涼感が必要な空間には相性が良いですね。

作品その物は強くはならないけど、場に明るさや温度がある光を加える役目を果たしながら、気づいてくれた人の気持ちが少し楽になる光を出したいっていつも思っています。

私は他の物と比べてどれくらい匂いがするのか、強くなるのか消したくなるのか、現在の事も未来の事も全くわからないけど。

その時々にありのまま。偽りなく。ご縁がある場所に向き合っていきたいと思います。


YUU JIBOU

(株)グリーンミントオフィス 代表
1000年残るステンドグラスを作る人になる目標の為に、制作活動と世界のステンドグラスを訪ねる旅を続けている。
心を穏やかにする光とは、、?と自問自答の日々からの想いをブログに記録している。