味わい

ザラツヤ仕上げの作品

ザラツヤの小作

味わいって、何でしょうね?

歳を重ねるほど、表面の美しさ以上に深みや形の崩れなどに個性があるかなど、いわゆる『味』に対しての興味がわいてきている気がします。

苦労と同じように、自分が経験したレベルしか理解出来ないのかもしれません。自分は出来るだけ若さがあった方がいいなと思いますが。

他人の肌のたるみに色気を感じることもあります。シワシワが好きなのではなくて、憂いを兼ね備えた生命力みたいなものをこちらが味わう瞬間の感覚に深みがある、とでもいいましょうか、、

味わっているのは、理解出来るようになった自分の味、なんだと思います。

ガラス工房の制作助手をしている時に、同僚のガラス作家さんが『ガラスってバカみたい、おめでたい素材だ』って突然言いました😳

その方はAスキや型板、フロートを多く扱っていて、確かに素材は無垢なテイストですが、、バカみたいに何も考えてない素材だって話してました🙈

アンティークガラスは人が手作りしてるので、機械で作るのとは違ってきます。それも1つの味ですね。でも、職人の味と作家の味はまた違って、、何を作っても時代が変わってもその人だと特定できるハッキリした味というか個性があるように思います。

同僚の一言で、つるんとした透明感のガラスに味わいを持たせることが出来るのか?が気になるようになりました。

私の最初の先生は今も作り続けていて、それはもうパワフルで味わい深いステンドグラスです。違う人間なので同じようにはいきませんので、私は私の味を目指したいと思っています。

一昨年からフュージングで新しい温度を見つけてザラツヤって勝手に命名しました。色んな温度帯で焼いたものをザラツヤ仕上げを使って、奥行やテクスチャーが違う物を1つにまとめています。

ずーっと見てるとジワジワ分かる薄い色の重なりや小さな粒子など、最初に感じる事とたまにぼーっと眺めて気づく事に差があるといいなと思いまして。

いつか先生と同じ年齢になった時に自分なりの答えや味を出せるようになりたいな、と思い続けて20年💦

これは、、満足できる日が来ないだろうって事だけが分かりました🤦‍♀️

ほんと、まだまだですね


YUU JIBOU

(株)グリーンミントオフィス 代表
1000年残るステンドグラスを作る人になる目標の為に、制作活動と世界のステンドグラスを訪ねる旅を続けている。
心を穏やかにする光とは、、?と自問自答の日々からの想いをブログに記録している。